(第5章 犯罪に由来する民事責任と訴訟費用)
4節 民事責任およびその他の金銭的責任の履行

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 民事責任者の資産が、全ての金銭的責任を一度に満足できない場合、裁判官または裁判所は、被害者の意見を聞いた後、その慎重な裁量に従い、被害者のニーズおよび責任者の経済的可能性に留意して、(分割)支払の期日と額を示して、その支払を分割することができる。

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1. 有罪判決を受けた者または補充的民事責任者がなす支払いは、以下の順序で(損害、費用等に)帰属する:
① 引き起こされた損害の回復および損失の賠償。
② 訴訟において(国)自身の計算で費やされた費用の額について国への賠償。
③ 判決で支払が科されたときの私人訴追人の費用。
④ その他の訴訟費用。被告人の弁護費用を含むが、利害関係人間での優先順位はない。
⑤ 罰金。
2. 親告罪の場合、私人訴追人の費用は、国への賠償より優先して満足される。

  

通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

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スペイン刑法典(2015年版)