(第11章 名誉毀損の罪)
2節 名誉棄損(injuria)の罪

208
 他人の尊厳を、その名声を損なって、または、その自尊心を攻撃して、傷つける行為または表現は名誉棄損である。
 その性質、影響および状況により、公衆の見解で重大とみなされる名誉棄損だけが犯罪を構成する。ただし、第173条第4項の規定を害さない。
 (犯罪)行為の告発で構成される名誉棄損は、その(告発の)不実または真実への無分別な軽視を知ってなされたときを除いて、重大とはみなされない。

209
 公然となされた重大な名誉棄損は、6月から14月の罰金刑に処せられる、また、他の場合は、3月から6月の罰金刑に処せられる。

210
 名誉棄損罪の被告人は、告発が(公務員の)その職務の行使に関連する行為または行政違反の実行に関連する行為について公務員になされたとき、告発の真実を証明すると、全ての刑罰を免除される。

 

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通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

スペイン刑法典(2015年版)