15章の2 外国人の権利に反する罪

318条の2
1. 欧州共同体の加盟国の国民でない者がスペイン領土に入る、または、通過することを意図的に支援して、外国人の入国または通過に関する法制に反する者は、3月から1年の禁固刑または3月から12月の罰金刑に処せられる。
 行為者が追求する目的が単に当該人に人道的援助を与えるものであったときは、その行為は罰せられない。
 (犯罪)行為が営利目的でなされた場合は、刑はその下限を半分上回らせて科される。
2. 欧州共同体の加盟国の国民でない者がスペイン領土に留まることを意図的に支援して、外国人の滞在に関する法制に反する者は、3月から1年の禁固刑または3月から12月の罰金刑に処せられる。
3. 本条第1項に係わる行為は、次の事由のなんらかが伴うときは、4年から8年の禁固刑に処せられる:
a) 行為が、そのような活動に従事する組織の中で犯されたとき。当該組織または団体の首班、管理者または責任者については、刑はその下限を半分上回らせて適用される。また、当該刑は1段階高い刑に上昇させることができる。
b) 違反対象人の生命を危険に置いたとき、または、重い傷害発生危険が生起したとき。
4. 官署、その職員または公務員の地位を利用して、当該行為を実行する者は、前項と同じ刑および6年から12年の絶対的公権剥奪刑が科される。
5. 31条の2の規定に従って、法人が、本章に含まれる犯罪に責任があるときは、2年から5年の罰金刑が科され、または、得た利益の3倍から5倍の罰金刑が科される(額がより多くなった場合)。
 66条の2の規則を留意して、同様に、裁判官および裁判所は第33条第7項のb)からg)に規定される刑を科すことができる。
6. 裁判所は、行為の重大性およびその事由、有責者の状況およびその者が追求した目的を考慮して、それぞれに示される刑より1段階低い刑を科すことができる。

 

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通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

スペイン刑法典(2015年版)