(第19章 公的行政に反する罪)
6節 権力の不正利用(tráfico de influencias)の罪

428
 他の公務員または官署に対して、自己または第三者のために経済的利益を直接または間接に生じさせるある決定を得るために、自己の職務権能の行使を利用して、または、その者、その他の公務員または官署との人的関係または階層関係に由来する他のいかなる状況を利用して、圧力を加える公務員または官署は、6月から2年の禁固刑、追求されたまたは得られた利益の同額から2倍の罰金刑、および、公雇用または公職および被選挙権の行使について5年から9年の個別的公権剥奪刑に処せられる。追及利益を得た場合は、これらの刑はその下限を半分上回らせて科される。

429
 ある公務員または官署に対して、自己または第三者のために経済的利益を直接または間接に生じさせるある決定を得るために、その者、他の公務員または官署との人的関係に由来する他のいかなる状況を利用して、圧力を加える私人は、6月から2年の禁固刑、追求されたまたは得られた利益の同額から2倍の罰金刑、および、6年から10年の公的セクターとの契約の禁止の刑、また、補助金または公的支援を得る可能性の喪失、および、税務の利益またはインセンティブあるいは社会保障を享受する権利の喪失に処せられる。追及利益を得た場合は、これらの刑はその下限を半分上回らせて科される。

430
 前数条に規定される行為を行うことを申し出て、第三者に贈答、贈り物または他いかなる応報を要求した者、あるいは、申し込みまたは約束を受け入れた者は、6月から1年の禁固刑に処せられる。犯罪が官署または公務員により行われた場合は、加えて、公雇用または公職および被選挙権の行使について1年から4年の個別的公権剥奪刑が科される。
 31条の2の規定に従って、法人が、本節に含まれる犯罪に責任があるときは、6月から2年の罰金刑が科される

431条 削除 2015330日基本法

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通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

スペイン刑法典(2015年版)