(第20章 司法行政に反する罪)
6節 虚偽証言の罪

458
1. 訴訟事件においてその証言に真実を欠いた証人は、6月から2年の禁固刑および3月から6月の罰金刑に処せられる。
2. 犯罪の刑事訴訟において被告人の不利に虚偽証言がなされた場合、刑は1年から3年の禁固刑および6月から12月の罰金刑となる。証言の結果、有罪判決が言い渡された場合は、1段階高い刑が科される。
3. 虚偽証言が、スペイン憲法に従って適法に批准された条約によって、それ(憲法)に由来する権限を行使する、国際裁判所でなされた場合、または、ある外国裁判所により発せられた司法共助要請によって証言した時になされた場合は、同じ刑が科される。

459
 前数条の刑は、その(鑑定)意見書または通訳において悪意で真実を欠いた鑑定人または通訳者には、その下限を半分上回らせて科される。これらの者は、さらに、職業または職務、公雇用または公職について6月から2年の個別的公権剥奪刑に処せられる。

460
 証人、鑑定人または通訳者が、真実に実質的に背くことなく、ためらって、不正確に、または、それらの者に知られていた重要な事実またはデータを黙殺して、真実を変更したときは、6月から12月の罰金刑、および、場合に応じて、公雇用または公職について6月から3年の停止刑に処せられる。

461
1. 虚偽の証人または偽の鑑定人または通訳者を、知って、出廷(presentar)させる者は、前数条でそれらの者に規定される刑と同じ刑に処せられる。
2. 本罪の有責者が、職業行為またはその職務の行使における、弁護士、(訴訟)代理人、社会科学学位資格者(graduado social)または検察庁の代表者であった場合は、刑は、各場合で、その下限を半分上回らせて科され、また、職業または職務、公雇用または公職について2年から4年の個別的公権剥奪刑が科される。

462
 刑事訴訟で虚偽の証言をした場合で、問題の裁判で判決が言い渡される前に効果が出るように真実を明らかにして、適時にしかるべく、撤回する者は刑を免除される。虚偽証言の結果、自由剥奪が引き起こされた場合は、対応する1段階低い刑が科される。

 

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通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

スペイン刑法典(2015年版)