(第21章 憲法に反する罪)
2節 王室に対する罪

485
1. 王、王妃、王子またはAsturiasの王女を殺した者は、見直し可能終身刑に処せられる。
2. 王または王妃の尊属または卑属のいかなる者、配偶者たる王妃、王妃の配偶者、摂政、または、摂政職のなんらかの構成員を殺した者は、20年から25年の禁固刑に処せられる。ただし、当該行為が、本刑法典の別の規定でより重い刑で処罰されている場合を除く。
 当該犯罪に2個以上の加重事由が伴う場合は、25年から30年の禁固刑が科される。
3.  これらの犯罪の(着手)未遂の場合は、1段階低い刑を科すことができる。

486
1. 王、その尊属または卑属のいかなる者、配偶者たる王妃、王妃の配偶者、摂政、摂政職のなんらかの構成員、または、王室の(相続)皇太子に、第149条に規定される傷害を引き起こした者は、15年から20年の禁固刑に処せられる。
 150条に規定される傷害のなんらかであった場合は、8年から15年の禁固刑に処せられる。
2. 他のいかなる傷害を引き起こした者は、4年から8年の禁固刑に処せられる。

487
 王、その尊属または卑属のいかなる者、配偶者たる王妃、または、王妃の配偶者、摂政、摂政職のなんらかの構成員、または、王室の(相続)皇太子から、その人的自由を奪った者は、15年から20年の禁固刑に処せられる。

488
 前数条に規定される犯罪のための扇動、共謀および教唆は、それぞれ規定される刑より1から2段階低い刑に処せされる。

489
 前数条に係わる人に、著しい暴力または威嚇をもって、その意思に反する行為をするよう強制した者は、8年から12年の禁固刑に処せられる。
 前段に規定されるケースで、暴力または威嚇が著しくなかった場合は、1段階低い刑が科される。

490
1. 暴力または威嚇をもって、前数条に述べられる人のいずれかの住居に侵入した者は、3年から6年の禁固刑に処せられる。暴力または威嚇がなかった場合は、刑は2年から4年となる。
2. 前項に述べられる人のいずれかを著しく脅迫した者は、3年から6年の禁固刑に処せられる。脅迫が軽かった場合は、1年から3年の禁固刑に処せられる。
3. 王、その尊属または卑属のいかなる者、配偶者たる王妃、王妃の配偶者、摂政、摂政職のなんらかの構成員、または、王室の(相続)皇太子を、その職務(funciones)の行使において、または、これらの時に臨んで、中傷または侮辱した者は、中傷または侮辱が著しかった場合は、6月から2年の禁固刑に処せられ、そうでなかった場合は、6月から12月の罰金刑に処せられる。

491
1. 前条に述べられる人のいずれかに対する中傷または侮辱は、同条に規定されるケース以外では、4月から20月の罰金刑に処せられる。
2. 王、その尊属または卑属のいかなる者、配偶者たる王妃、王妃の配偶者、摂政、摂政職のなんらかの構成員、または、王室の(相続)皇太子の肖像(imagen)を、王室の尊厳を傷つける恐れがあるなんらかの形で、使用した者は、6月から24月の罰金刑に処せられる。

通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

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スペイン刑法典(2015年版)