22章 公の秩序に反する犯罪

1節 騒擾(sedición)の罪

544
 反乱罪に含まれることなく、実力により、または、法的手段の外で、法律の適用(を妨げるために)、または、いかなる官署、公的機関または公務員に対してその機能の適法行使(を妨げるために)、または、その決議(acuerdos)の履行、または、行政または司法決定の履行を妨げるために、公然かつ騒動的に蜂起する者は、騒擾犯である。

545
1. 騒擾を誘発、維持または指導した、または、それにその主要な行為者として現れた者は、8年から10年の禁固刑に処せられる。また、官署を構成する者であった場合は、10年から15年の禁固刑に処せられる。両方の場合、加えて、同じ期間の絶対的公権剥奪刑が科される。
2. これらの場合以外では、4年から8年の禁固刑、および、公雇用または職務について4年から8年の個別的公権剥奪刑が科される。

546
 474条の規定は、騒擾の場合に、それが知れた首魁(jefes)を持って組織されていないとき、適用される。

547
 騒擾が、公権力行使の著しい障害となるに至らなくて、法律が重刑と指定する他の犯罪を引き起こさなかった場合は、裁判官または裁判所は、本節に規定される刑を1または2段階引き下げる。

548
 騒擾のための扇動、共謀および教唆は、騒擾が効果を持つに至らない限り、それぞれ規定される刑より1から2段階低い刑に処せされる。効果を持つと、第545条第1項に規定される刑に処せられ、また、その行為者は首謀者(promotor)とみなされる。

549
 479条から第484条の規定は、騒擾罪にも適用される。

 

通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

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スペイン刑法典(2015年版)