(第24章 国際共同体に対する犯罪)
2節 大虐殺(genocidio)の罪

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1. ある国民集団、民族集団、人種集団、宗教集団またはその構成員の(身体)障害により決定される集団を、全部または一部、破壊する意図をもって、次の行為のなんらかを犯した者は、次のように処罰される:
① それらのメンバーのある者を殺した場合、見直し可能終身刑。
② それらのメンバーのある者を性的に侵害した、または、その第149条に規定する傷害のなんらかを生じさせた場合、見直し可能終身刑。
③ ある集団またはその構成員のいかなる者を、その生命を危険に置く、または、その健康を著しく撹乱する生存状況に服させしめた場合、または、第150条に規定する傷害のなんらかを生じさせたとき、8年から15年の禁固刑。
④ 集団またはそのメンバーの強制移転を行った、その生活様式または生殖様式を阻害する傾向のあるいかなる方式を適用した、または、ある集団から別の集団に構成員を強制的に移動させた場合、(前号と)同じ刑。
⑤ 本項の②号および③号に規定されるものと異なる他のいかなる傷害を生じさせた場合、4年から8年の禁固刑。
2. いずれにしても、犯罪の深刻さおよび犯行者に伴う事情に比例的に留意して、判決でその場合に応じて科された自由剥奪刑の期間より3年から5年長い期間の教育職業または職務について、教育、スポーツおよび余暇の分野で、個別的公権剥奪刑がさらに科される。

 

通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

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スペイン刑法典(2015年版)