9章 救護義務懈怠の罪

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1. 保護がなく、明白かつ重大な危険の状態にある人を、自己のまたは他人の危険なしに救護できるときに、救護しなかった者は、3月から12月の罰金刑に処せられる。
2. 救護提供を妨げられて、緊急に他者の援助を要請しない者は、同じ刑が科される。
3. 救護しなかった者によって偶発的に引き起こされた事故により被害者が出た場合は、刑は6月から18月の禁固刑となる。また、事故が過失で起こった場合は、刑は6月から4年の禁固刑となる。

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 救護する義務があって、衛生支援を拒否または衛生役務を放棄した本職(profesional)は、拒否または放棄により人の健康に重大な危険が生じるときは、前条の刑の下限を半分上回る刑、および、公雇用または公職、職業あるいは職務について6月から3年の期間個別的公権剥奪刑に処せられる。

 

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通訳案内士(元司法書士) 古閑次郎

スペイン刑法典(2015年版)